水は、硬度(こうど)により大きく2つに分類できます。
それが軟水(なんすい)と硬水(こうすい)です。
聞いたこと、ありますよね^^
今回は、実際に軟水と硬水では、どんな違いがあるのか、見ていきましょう。
まず、軟水と硬水とを分ける硬度です。硬度とは、カルシウムとマグネシウムの含有量により決まります。
- 軟水:カルシウムとマグネシウムの量が少ない=硬度が低い
- 硬水:カルシウムとマグネシウムの量が多い=硬度が高い
WHO(世界保健機関)の定義では
WHO(世界保健機関)では、次のように定義されています。2種類に分かれていて、ざっくりとわかりやすいですね^^
この記事の先頭の図も、このWHOの分け方で作成しました。
- 軟水:硬度が120mg/L未満
- 硬水:硬度が120mg/L以上
一般的な日本での分類では
日本では、軟水と硬水の間に中軟水と呼ばれる中間の水をいれて3種類とする場合があり、次のように分類されています。
水の種類 | 硬度 | 飲み口 |
---|---|---|
軟水 | 100mg/L以下 | 柔らかい・まろやか |
中硬水 | 100mg/L~300mg/L以下 | 普通 |
硬水 | 300mg/L以上 | しっかり・重い感じ |
日本の水は軟水と硬水どちら?
日本では、8割以上が軟水といわれています。ヨーロッパでは、多くが硬水といわれています。
なぜ違いがあるのかというと、日本は国土面積が小さく火山性の地層が多いため、ミネラル分があまりたくさん水に溶け込みません。
逆にヨーロッパは、面積が大きく石灰質の地層が多いため、地下水もゆっくり流れ、その間にミネラルがたくさん含まれていきます。
軟水の特徴は?
軟水は、飲み口がまろやかで優しいだけでなく、体への吸収もスムーズで、素早いという特徴があります。そのため、赤ちゃんやお年寄り、スポーツ時の水分補給にも適しています。
また、結石などが気になる方も、硬水より軟水の方が良いとされています。
硬水の特徴は?
硬水は、しっかりした印象の味であるため、和食やお茶を作る場合にはあまり適しません。
マグネシウムは、下剤にもなる成分のため、お腹がゆるくなりやすいという特徴もあります。それを逆手にとり、便秘がちな人は水を変える事で、便秘が改善されることもあるようです(◎o◎)!
それでは軟水と硬水どちらがいいの?
上記の理由から、日本人には長年の付き合いである、軟水がおすすめです(^O^)/
ちなみに当サイトでおすすめしているお水はすべて、軟水です♪
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